投資系に役立つ？複数の国の時計を同時に表示するのに便利なソフトQlock（とそれにまつわるちょっとしたスクリプト）
以前より株式投資やFX・仮想通貨に触れているんですが、海外の市場の時間を見るためにQlockというソフトを使っています。 本記事ではそのソフトの説明と私の活用法と、一部不具合がありそれの対処ができるスクリプトを掲載します。
なお有償版もあるのですが、事足りているので無償版を使っています。
目次
どんなソフト？
各都市の時間を小さなウインドウに表示してデスクトップ上に駐在できるソフトです。
公式ページはこちら www.qlock.com
導入
ダウンロード
ダウンロードページ( http://www.qlock.com/download/ )からインストーラーをダウンロードして使います。
ダウンロードページには大きく２つ「Qlock Professional for Windows™」「Qlock Gold for Windows™」の有償ソフトが掲載されていますが、下の方に「Download Qlock (free)」とあるのでそれをクリックしましょう。
インストール
チェックボックスは上から
- Qlock本体 （必須）
- スタートアップで起動
- スタートメニューにショートカットを登録する
です。
Install をクリックするとインストールが開始してすぐ終了します。
最後のダイアログで起動するか聞かれます。起動してみましょう。
使用法
起動されると以下の画面が表示されます。
有償版の宣伝ダイアログ
これはCloseクリックして消してOK
4都市の時計
LA、NY、London、東京の４つの時計が表示されます。
設定変更などは２通りの方法で行います。
時計を右クリック
タスクトレイのアイコンを右クリック
Create:新しい時計を作る
そのままですね。時計を追加することができます。 以下のような画面が出てきます。都市を選択すると新しく時計が表示されます。
Set City:都市を設定する。
Create と同様の画面が出ますので都市を指定すれば、選択している時計の都市が変更されます。
Set Color:時計の色を設定する
時計の色が変更できますが、細かくは変更できず、指定のプリセットから選ぶことになります。
Set Skin:スキン(サイズ)を設定する
大きさがいくつか選べます。一部はProのみの機能になっています。 私は一番大きくしています。
Set Format:時計のフォーマットを指定する
３つから選べます。
問題点と対処法
ここまで非常に便利なソフトですが、問題があります。
それは 複数のモニターで使っているときに、時計がディスプレイの外に移動してしまう ということです。 この時計のウインドウは通常のウインドウではないため、「ウインドウを上下に並べて表示」などでは対処できません。
対処方法として、 iniファイルを編集して座標を指定 することが必要になります。
そのためそれを行うPowerShellスクリプトを書いてみました。
スクリプト
cd $env:USERPROFILE\AppData\Roaming\Qlock $orgf = "qlock.ini" $newf = "qlock.resetlocation.ini" Get-Content $orgf | % { ($_ -replace "^ Y .*"," Y 0") -replace "^ X .*"," X 0";} | Set-Content $newf Rename-Item $orgf qlock.ini.orig Rename-Item $newf qlock.ini
やってること
非常にシンプルなので説明不要かと思いますが
- iniファイルの格納場所に移動する( UserProfile > AppData > Roaming > Qlock にあります)
- qlock.iniを読んでX座標Y座標を0に指定して置換
- 置換したiniの内容を別名で保存する
- qlock.iniと別名保存したファイルの名前をとっかえる
そんなもんです。 よかったら使ってください。
まとめ
本記事では複数の国の時計を表示するソフトQlockについて、書いてみました。 トレーディング目的でなくとも、タイムゾーン別の挙動をテストするときに表示しておけば一目でわかりますし、色々使えるツールだと思います。ぜひ使ってみてください。
おわり！
